「鬼滅の刃」の映画「無限列車編」が現在公開中。
公開から39日で259億を突破し、なんとあの「アナ雪」を超えて日本の興行収入ランキング3位に躍り出ました。
そんな中、Twitterなどネット上では「『鬼滅の刃』を300億円突破させよう」という動きが出てきており、「煉獄を300億の男にする」というキャッチフレーズが誕生しています。
「鬼滅の刃」映画が興行収入259億超え!年内300億の可能性も?
冒頭にも書いたとおり、「鬼滅の刃」の映画「無限列車編」は、現時点(11月26日)で259億円もの興行収入を叩き出しています。
圧倒的なスピードで興行収入ランキングを塗り替え続け、
- 233億をこえた時点で『ハリーポッターと賢者の石』を抜いて5位に
- 259億を超えたため、4位の「君の名は。」と3位の『アナと雪の女王』も抜いて現在3位
となっています。
ちなみに、社会現象にもなった「君の名は。」が30日かかって突破した100億の壁を、「鬼滅の刃」は公開わずか10日で達成しています。
これは、日本で最速記録です。
どれだけ「鬼滅の刃」の初速がものすごく、さらにその勢いをキープしているかということが分かります。
Twitterで「煉獄を300億の男にする」ファンが続出?
ある程度人気が爆発すると、最近では興行収入が気になるという人が多いらしく、筆者もその一人です。
「この映画どんだけ儲かってるんだ?!」と気になってしまうのが大人というものですよね…笑。
上記のとおりかなりスピード出世し259億円を超え、300億円が現実味を帯びてきている「鬼滅の刃」ですが、ネット上では
- 鬼滅の刃の興行収入をファンで押し上げよう!
- 300億を突破させよう!
という動きが出てきているようです。
これだけ人気が出ていれば、自然に興行収入は上がっていくと思うのですが、ファンが自発的に「興行収入を上げる!」と意気込んでいる節があるようです。
この動きは、通称「煉獄を300億の男にする」運動と言われ、Twitterでは「#(ハッシュタグ)300億の男」で毎日多くのファンがツイートしています。
「煉獄(れんごく)」とは、今回の鬼滅の刃で活躍するキャラクターの名前で、「とにかくカッコいい!」と話題。
鬼滅の刃の興行収入を300億にする = 煉獄(れんごく)を300億の男にする
という意味で、使われています。
お仕事お休みで #無限列車 2回目の乗車して来たよ🚞💞涙が止まらない😭♥️♥️
煉獄さんカッコイイを通り越して美しすぎる🥀……
ポストカードも欲しいしまた来週乗車する!!!!むうも心を燃やして胸張って生きる!!!!
煉獄さん #300億の男 になってね😌👍グッ #鬼滅の刃 pic.twitter.com/PQHxIIDGKE— mutsumi ♡ (@mktan819) November 25, 2020
あと50億‼️
今週末も見に行く‼️#300億の男 #煉獄杏寿郎 https://t.co/RrdBipNEfw— しましまう (@shima_2_girls) November 24, 2020
もうちょっとで煉獄さんを300億の男にできる!!! https://t.co/1m6kjEFURd
— ヨシダンガン (@mmyyuwh5) November 24, 2020
鬼滅映画6回目
チケット購入したー!
映画の日 直前の定価だが
煉獄さんを300億の男にしよう祭りだから
これくらいいいやね。
ε=ε=(ノ≧∇≦)ノ
炭治郎が何回『煉獄さん!』てゆうか数えるのもいいな— にるタロ@転職したくなった (@gudeyama_gudeo) November 24, 2020
「煉獄(れんごく)を300億の男にする」ために、6回も見に行っている猛者も…
また、一部記事では
SNSでは、キャラクター・煉獄杏寿郎を「300億の男」にすべく劇場へ足を運ぶ人も多く、「300億の男にしたいので、これからも劇場へ足を運びます! 今日は11回目!」「すでに10回観たけど、まだまだ頑張るぞ」などのコメントが多く投稿されている。
(Lmaga.jp)
と、
- 300億の男にしたいので、11回目を見に行く
- すでに10回見たけど、まだまだ頑張る
という人もいるようで、ちょっと驚いてしまいますね。
筆者は、ジブリの「風立ちぬ」を4回ほど見たことがありますが、さすがに同じ映画を映画館で10回見ようとは思わないですね。
「鬼滅の刃」煉獄を300億の男に!過去は「名探偵コナン」の安室や「千と千尋」のハクなど
今回、「鬼滅の刃を300億の映画に」ではなく、「煉獄(れんごく)を300億の男に」と、キャラクター名×〇〇億という言い方がされていて、なんだか変わっているなと思いますよね。
しかし、それは今回だけではなく、過去にも「〇〇億の男」は存在しました。
おそらく「〇〇億の男」という言い方は、2018年に公開された「名探偵コナン」の映画「ゼロの執行人」から始まったもの。
「ゼロの執行人」で活躍するキャラクターである安室透(あむろとおる)について、「カッコいい!」と虜になった女性たちが大勢いて、「安室さんを100億の男に!」と何度も映画を見に行ったことが始まりと言われています。
それ以降、映画の登場人物について「〇〇億の男」という言い方が生まれたそうなのです。
現在、「鬼滅の刃」の煉獄(れんごく)について、ファンが目指しているのが「千と千尋の神隠し」のハクを越えること。
ハクは「308億の男」と言われています。(「千と千尋の神隠し」は2001年公開なので、「〇〇億の男」というのは後付けですね。)
このままだと、ハクの「308億」を煉獄が塗り替える可能性は高いでしょう。
「『鬼滅の刃』煉獄を300億の男に」は一部ファンは違和感も
一部のファンの中には、「煉獄を300億の男に」に違和感を感じる人もいます。
私も何回も観に行ってるけど、別に1位にしたいとか煉獄さんを300億の男にしたいからとかじゃなくて、純粋に何回も観たいと思ったから行ってる
— ☕️@20卒(辞めた) (@9zO1QiAWGcdcu9W) November 24, 2020
何ですかね…メディアで取り上げられたり、トレンドに上がったりする度に「歴代1位に〜」とか、「300億の男に〜」って一種の同調圧力のように感じてしまってモヤモヤするんですよね…私はあくまでも作品その物が好きで観に行ってるのに…ってなります
— ひな鷄のバター煮込み (@Paranoid__Chick) November 24, 2020
- 純粋に何回も観たいと思うから見に行っている
- 歴代1位にしたいとか300億の男にしたいとかは思っていない
- 同調圧力のように感じてしまう
これらの意見は、「確かに」と頷くしかありません。
ファンが盛り上がっているのはとても楽しいことなのですが、「300億の男」という言葉は、煉獄というキャラクターにフォーカスされすぎている感じもありますし、
- 「純粋に観たいから行ってるから、興行収入を引き上げようとしていると思われたくない」
- 「300億などの数字が提示されて大きな波になると、同調しなければならない気がしてモヤモヤ」
という違和感を感じてしまう人が出るのは納得です。
まとめ
現在興行収入が259億円と、異例の早さで300億円到達する可能性がある「鬼滅の刃」映画「無限列車編」。
ファンの中には、過去の「名探偵コナン」の安室や「千と千尋の神隠し」のハクなどのように、「鬼滅の刃」の煉獄(れんごく)を「300億の男にしよう!」という動きが活発化しています。
しかし、「純粋に観たいと思っているだけなのに…」とモヤモヤを感じてしまう人がいることも事実。
興行収入もファンにとってはとても大事なものなのでしょうが、「観たい!面白い!」という気持ちが、自然と映画の興行収入アップに繋がっていくことだけは、忘れないでいたいですよね。
なお、「鬼滅の刃」の映画の興行収入については、こちらで詳しく推移グラフを用いて解説しています。
これを読むと、いかに「鬼滅の刃」が(良い意味で)異常かが分かります…