2020年のドラフト会議が明日に迫ってきました。
今年は新型コロナウイルスの影響もあって、高校野球の甲子園大会や大学、社会人の代表的な大会が開催されなかったこともあってあまり盛り上がっていません。
しかし、ドラフト会議については例年通り開催されます。
主に高校生、大学生、社会人、独立リーグの選手がドラフトで指名されるわけですが、今年のドラフト会議ではこの枠にとらわれない選手の指名が注目されています。
その人物は「田澤純一」選手。
日本のプロ野球に入団することなく主にメジャーリーグのボストン・レッドソックスで活躍した選手です。
2008年から2016年までボストン・レッドソックスに在籍し、マイアミ・マーリンズ、ロサンゼルス・エンゼルスと渡り歩いたれっきとしたメジャーリーガーです。
そんな田澤純一さんが今年のドラフトに指名される可能性があるのです。
もし、田澤純一さんがドラフトで指名される場合、どの球団が何位で指名されるのでしょうか?
契約金や年俸はどれほどになるのか、ドラフトに田澤ルールが影響するのかについて見ていきます。
田澤純一はドラフト何位指名で契約金や年俸はどうなる?指名球団は?
田澤純一さんがドラフト会議で氏名される場合を考えてみます。
ドラフトは何位指名の可能性が高い?
田澤純一さんがドラフト会議で指名される場合を考えています。
ドラフト会議で指名される政治というのは、今後指名されたチームで長い間活躍する可能性のある選手を指名します。
大半の指名選手が18歳から22歳なのはそのような理由からですね。
高校卒業した選手の場合は即戦力というよりも入団したあと数年かけて体作りを重点的に行い、徐々にプロの体を作って長年活躍できる選手を育成していきます。
大学を卒業した選手の場合は即戦力として獲得する家が多いですが、1~2年2軍で調整を行って1軍に上がってくる選手も多いです。
ドラフトで指名された選手の場合、高卒と大卒で契約金や年俸の上限が決まっています。
2019年の1位指名された選手の契約金と年俸は大きく変わりません。
共通する契約金と年俸は次の通りです。
契約金は「1億円+出来高5000万円」、年俸1600万円
ここで、田澤選手の場合を考えてみます。
田澤選手の場合、約10年間大リーグに在籍していたので、先程お伝えしたような契約金や年俸とは比べ物にならないほどの条件でした。
メジャーリーグでの総年俸は約28億円とも言われています。
当然ですが日本のプロ野球でこれまで田澤選手がもらっていた条件で契約する球団はありません。
そして、現在た田澤選手は34歳です。しかも、野手と比べると選手寿命が短い投手です。
そうなると、選手として活躍できる年数は限られてきますし、年々身体能力が衰えてくるでしょう。
そうした場合、日本のプロ野球の球団としては契約金として大金を支払わず契約することを考えるでしょう。
ドラフト上位で指名した場合にはどうしても契約金が跳ね上がります。
そう考えると、よくて3位指名が現実的なのではないでしょうか?
契約金や年俸はどうなる?
もし、ドラフト3位だった場合、契約金や年俸はどうなるでしょう。
田澤選手の場合はメジャーリーグでの実績があるため戦力としての期待値が高まります。
しかし、契約金や年俸については特別扱いされないのではないでしょうか。
もし、他のドラフト3位選手と違うとすれば、出来高の部分が大きくなると予測します。
田澤選手も1年目に関しては無給くらいのつもりでいると思います。
1年目は田澤選手の実力を見せつけて、2年目以降の契約更改で実力に見合った契約をすれば良いですから。
田澤選手の場合はこれまでの稼ぎがあるので、たとえ契約金や年俸が少なくても生活には影響もないでしょうからね。
メジャーリーグでの実績からと比較するとどう?
メジャーリーグでの実績と比較するともちろんかなりの割安の契約になると思われます。
しかし、日本のプロ野球とメジャーリーグでは財政基盤や球団運営についても大きく異なりますので同じ条件で比較することはできません。
これまで田澤選手が稼いでいた契約内容と比較してもかなり破格の安い契約になるでしょう。
ただ、お金による生活の心配がなく野球が好きで日本のプロ野球で野球がしたいという気持ちがあるのであれば、 田澤選手も割り切れることでしょう。
田澤選手を指名するのはどの球団?
もし、田澤選手がドラフトで指名される場合、どの球団に指名されるでしょうか?
球団名まではわかりませんが、中継ぎが弱い球団になることは間違いないでしょう。
クローザーに回す1イニングまたは2イニングを任せられる中継ぎを欲しい球団が対象になるでしょう。
田澤ルールがドラフトに影響にあった?
田澤選手は社会人野球からメジャーリーグのボストンレッドソックスに入団していますので日本のプロ野球には在籍していません。
日本のプロ野球はこのことを問題とし田澤ルールというものを設定しました。
日本のプロ野球からすると日本のプロ野球に対し適切海外に渡るのはけしからんということです。
田澤ルールについては撤廃されたわけですが、今年のドラフトに影響はないのでしょうか。
田澤ルールがドラフトに与える影響
田澤選手を巡って設けられた「田澤ルール」。
撤廃されたからといって、田澤選手のドラフトに影響がないとはいえません。
日本特有の忖度が働くことは想像できます。
実際、ドラフト会議後に検証してみたいと思います。
田澤ルールはNPBの傲慢
しかし、筆者は田澤ルールをつくったNPBの姿勢が納得いきません。
高野連もそうですが、選手にどれだけのことをしてきて、自分たちの思うように動かそうと考えているのでしょうか。
NPBはどのような理屈でアマチュア選手は日本のプロ野球を経てでなければ海外に渡ってはいけないというのでしょうか?
選手一人一人に幼少のころから強化費用や遠征費用を与え、NPBとして選手を育成してきたのなら理解できます。
しかし、実際はそんなことありません。
それなのに、一人の野球選手の将来に関わる大事なことをNPBが左右することは傲慢のなにものでもないと思います。
選手が活躍すれば結果的にNPBも潤うのですから温かい目で見守ってほしいものです。
まとめ
ドラフト会議を明日に控えて、メジャーリーグで活躍した田澤選手に注目してみました。
田澤選手の場合ドラフトで指名されても3位以下だと予測し、年俸や契約金については他急だと比べても同じ程度と予想しました。
ただ、田澤選手の場合はこれまでの実績がりますので、2021年シーズンで実力を発揮すれば来年の契約更改時には実力に見合った契約が行われると予想しました。