昨日(2021年1月4日)、渋谷区笹塚でタクシーが歩行者6人をはね、1名が死亡する事故が発生しました。
事故を起こした車からタクシー会社は錨タクシー(いかりタクシー)だということがわかりました。
錨タクシーを運営しているのは錨(いかり)自動車株式会社。
事故を起こした運転手は73歳ということが発表されていますが、錨タクシーの運転手に対する安全対策は行われていたのでしょうか?
また、公表された情報から運転手の男性は事故を起こす時は意識朦朧としていたことから「くも膜下出血」を発症したのではと噂になっています。
錨(いかり)タクシー事故(渋谷笹塚)の概要まとめ
チェッカーキャブの錨自動車か…動画を見た感じ、最初の事故は、ほぼノーブレーキで歩行者を撥ね飛ばして行灯(タクシー表示灯)まで飛んでますね… https://t.co/VaZpLzo0Hn
— ヲタクシー(パートはトロンボーン) (@wotaxi) January 4, 2021
死亡事故が発生したのは2021年1月4日19時頃です。
事故の発生現場は東京渋谷区笹塚甲州街道です。
事故を起こしたタクシーは横断歩道を渡っている歩行者6人をはねたとのことです。
この事故で1名が死亡し、5人が怪我をしています。
横断歩道での交通事故にしては被害者が多すぎます。
普通、車が横断歩道を通り勝るときというのは、直進の場合は青信号の時ですので、この時歩行者側の信号は赤ですし、左折や右折する場合には運転手は歩行者の様子を確認して横断歩道を通過します。
それなのに6人を巻き込む事故を起こし、1名が死亡するような事故は異常としか考えられません。
更に、事故を起こしたタクシーははねた歩行者をボンネットに乗せたまま200mほど走り続けたというのですから尋常ではありません。
この事故にはどのようにして事故が発生したのかを詳細に語る証言者がいます。
それは、事故を起こした錨タクシーの乗客の女性です。
乗客の女性は、次のようなことを証言しています。
錨タクシーの運転手は、次のような状態だったとのことです。
- 事故直前、意識朦朧状態だった
- 事故直前、運転手は不自然な行動をしていた
タクシー運転手は、事故を起こす前、アクセルを強く踏んでスピードを出したり、アクセルを急に弱めるて減速するなど、タクシー運転手としては考えられないアクセルワークをしていたとのことです。
運転手の足はアクセルにしっかり付いていない状況だったそうです。
なぜ、このような状況になったのかについて乗客の女性は「運転手の意識が朦朧としていた」と証言しています。
この証言から考えられるのは「タクシー運転手に急病が発生した」可能性です。
運転手は急病によって、意識がなくなったことで正常な運転が出来ない状況になって事故を起こしたと考えられます。
錨タクシーの運転手の急病はくも膜下出血?脳出血?
車の運転中の急病による事故が発生した場合、さまざまな病気が考えられます。
脳に関する脳卒中や心臓に関する心筋梗塞などが代表的なものでしょう。
心筋梗塞に関しては、発症した場合かなり苦しむと聞きますが意識朦朧状態になるとは聞きません。
一方で脳卒中の場合には意識朦朧状態が発生する疾患があります。
それが、「脳出血」や「くも膜下出血」です。
脳出血やくも膜下出血を発症すると、「手足がしびれる」や「突発性の頭痛や嘔吐」の症状だけでなく、「意識がなくなる」という症状が出るとのことです。
事故を起こしたタクシーの乗客から運転手が苦しんでいたとの供述はありませんので、突然意識を失ったと考えられます。
ということは、「脳出血」または「くも膜下出血」をタクシー運転手が発症した可能性が高いのではないでしょうか?
錨(いかり)タクシーの運営会社「錨自動車」の安全対策
錨自動車では、「安心・安全対策」として次のような対策を行っています。
- 明番集会
- 対面点呼
- 個人面談
- 車両メンテナンス
上記の中で安全運転に関わる事項としては、専務による安全教育、アルコールチェック・免許証提示・健康チェック・身だしなみの対面でチェックなどが行われています。
もちろん、車両メンテナンスは基本中の基本です。
今回、事故を起こした運転手について健康チェックが行われたのかについては公表されていません。
しかし、「脳出血」または「くも膜下出血」については、発症していれば手足のもつれや強い頭痛などの症状が出ていると考えられるので、健康チェック時には見つけられないと考えられます。
まとめ
昨日発生した渋谷区笹塚で発生した交通事故は錨(いかり)タクシーによる事故ということがわかりました。
事故原因に関しては、事故を起こしたタクシーの乗客の証言から脳の疾患である「くも膜下出血」または「脳出血」が原因の可能性が高いということをお伝えしました。
また、錨(いかり)タクシーの運営会社である錨自動車の安全対策についてもお伝えしました。
錨自動車が安全対策を守っており、運転手の急病が「くも膜下出血」または「脳出血」であれば、事前に運転手の異常を見つけることは難しかったでしょう。