【画像】大坂なおみ(おおさかなおみ)黒+白マスク8種類の意味は?嫌いと批判も?

女子テニス世界ランク3位の大坂なおみさんが、純白のマスク姿を自身のインスタグラムにて公開し、各界で波紋を広げています。

今年の全米オープンでは、黒人銃撃事件と人種差別に抗議するため、人種差別や警察の暴力を受けて亡くなった7人の黒人の名前が書かれた黒いマスクを着用して会場入りし、世界中から称賛された大坂なおみさん。

同大会では1回戦から決勝まで7名の名前が公開されましたが、このほどSNSで8人目となる名前が公開されました。

その8人分の名前と写真を徹底分析します。



大坂なおみさんの”Black Lives Matter”運動とは?

大坂なおみさんは今年の全米オープンでは、黒人銃撃事件と人種差別に抗議するため、人種差別や警察の暴力を受けて亡くなった7人の黒人の名前が書かれた黒いマスクを着用して会場入りしました。”黒いマスク”であった理由は”Black Lives Matter”という抗議運動に賛同してのものでした。

Black Lives Matterとはアフリカ系アメリカ人に対する警察の残虐行為をきっかけにアメリカで始まった人種差別抗議運動のこと。BLM運動といえば、2020年5月に米ミネソタ州ミネアポリスで、アフリカ系アメリカ人のジョージ・フロイドさんが白人の警察官に首を8分46秒圧迫されて死亡したいわゆる「ジョージ・フロイド事件」を受け、全米に広がっていった抗議運動が有名です。

この黒人差別に対する講義運動の一環として大坂なおみさんは被害者の名前が書かれたマスクをして試合に出場し世界的に話題となりました。

黒いマスクにかかれた7人の被害者とは?

米ニューヨークで、テニスの世界4大大会の1つ「全米オープン」にて1試合ごとに、警察の過剰な暴力行使の犠牲となった人々の名前が書かれたマスクを披露すると宣言していた大坂なおみさん。

一度は棄権を表明していましたが優勝までの7戦を勝ち抜き、7枚のマスクを全て着けることができました。

その黒いマスクに書かれた7人の犠牲者について調べていきましょう。

1)ブレオナ・テイラーさん(BREONNA TAYLOR)

病院の救急治療室で救急医療技士として働くブレオナ・テイラーさんは2020年3月13日未明、自宅で恋人と就寝中だった。麻薬密売容疑の捜索令状を手に、無警告で自宅のドアを破壊して押し入ってきた警官らから、8発以上の銃撃を受けて死亡しました。

その後住所が間違っていたことが判明。恋人は何者か侵入犯がいきなりドアを壊して入ってきたと思い、自衛のため発砲しました。警官らは銃を乱射し、それがブレオナさんに当たったということです。

2)イライジャ・マクレインさん(ELIJAH MCCLAIN)

 2019年、当時23歳のイライジャ・マクレインさんは、不審者がいるとの匿名通報から突如警官に拘束され、押さえつけられ圧迫気絶、更には鎮静剤ケタミンを注射され、心不全を起こし数日後に亡くなりました。家族によると、貧血で寒さを感じることがあるため、スキー用のマスクを身につけていたとのこと。手配中の「不審人物」に外見が似ていたことから警官に拘束されたとのことでした。

3)アフマド・アーベリーさん(AHMAUD ARBERY)

 2020年2月、ジョギングをしていたアフマド・アーベリーさんは、白人男性親子にピックアップトラックで追い回されたのち、銃で射殺されました。この親子は警察に「近所で起きた侵入犯を追っていた」と説明。アーベリーさんを犯人と思い込んで撃ったといいます。6月に銃撃場面を収めた動画がSNSにアップされて世論が沸騰するまで、警察は親子を逮捕しませんでした。

4)トレイヴォン・マーティン(TRAYVON MARTIN)

 2012年、トレイヴォン・マーティンさんは、スパニック系の白人で自警団に所属するジョージ・ジマーマンさんに胸を撃たれて死亡。理由は、マーティンさんが挙動不審だったために尾行し、言い争いになった為射殺。男はマーティンさんを殺害する前、警察に「不審な男がいる」として通報していたといいます。後に殺人罪で起訴された男は、マーティンさんとの争った末に発砲したとして正当防衛を主張。無罪判決が下され、全米では大きな抗議運動へと発展しました。

5)ジョージ・フロイドさん(GEORGE FLOYD)

 2020年5月25日、一人の白人の警察官デレク・ショーヴィンさんを被疑者とする告訴状によると、偽ドル札の使用容疑により手錠をかけられたフロイドさんが、呼吸ができない、助けてくれ、と懇願していたにも関わらず、8分46秒間フロイドの頸部を膝で強く押さえつけ、フロイドさんを死亡させました。この事件をきっかけに、アメリカでの警察の黒人に対する過剰な暴力行使と、その背景にある遠くの人々が考える人種差別に抗議する「Black Lives Matter」の運動が世界中に広がりました。

6)フィランド・カスティールさん(PHILANDO CASTILE)

 2016年7月、フィランド・カスティールさんは、車のバックライトが消灯していた理由で警察に呼び止められる。職質に応じたカスティールさんは、認可を得て銃所持していることを告げて免許書と提示しようとして撃たれました。車にはキャスティルさんの恋人レイノルズさんと、当時4歳だったレイノルズさんの娘が乗っていました。レイノルズさんが一連の様子をFacebookでライブ中継し、多くの人が知るところとなりました。

7)タミル・ライスさん(TAMIR RICE)

 2014年11月、当時若干12歳のタミル・ライスくんは、市内の公園でおもちゃの銃を人に向けて遊んでいたという。そこに『銃口を人無向けている子供がいる』との通報を受てかけつけた警官が到着、ライスくんに3度『手を上げろ!』と命じるもそれに応じなかった為に撃たれ、のちに亡くなりました。のちに公表された警察の映像では、パトカーが現場に到着して警官が12歳の子を撃つまで、わずか2秒のできごとだったといいます。

8人目のマスクは白いマスク?

上記の大会では1回戦から決勝まで7名の名前が公開されましたが、SNSで8人目となる名前が公開されました。

8)エメット・ティルさん(EMMETT TILL)

当時米国シカゴに住んでいたエメット・ティルさんは、14歳の時に訪れたミシシッピ州のデルタ地区で、白人女性に口笛を吹いたことを咎められリンチを受け、その後に銃で頭を打ち抜かれて縛り首にされ、遺体を河に捨てられた少年の名前です。

スポーツに持ち込むなという批判も?

賛否両論別れるところですが、プライベートではなく、スポーツの場で披露されることに批判をされる方もいらっしゃるようです。

さまざまな価値観の違いからの意見なので、難しいところですね。。

最後に

 インタビューで大坂選手は、全米オープンで7枚のマスクをつけた理由を「テレビを通して人種差別の問題を世界中に伝えたかった」と語っています。「テニスは世界中の人が見てくれます。名前を知らない人たちが、検索して彼らのストーリーを知ってくれるかもしれない。それが私にとって大きなモチベーションでした。そしてそのモチベーションが、私を優勝させてくれたんだと思います」と話し、世界中に感動を与えました。
 今後もBlack Lives Matterの活動を率先して行うアスリートとして注目されそうです。