東京福祉大学の学長として復帰をした中島恒雄氏。
過去に実刑判決を受けていますが、その一因は東京福祉大学の創設者であり権力が集中していた事が問題とされていました。
東京福祉大学側は文部科学省に「中島恒雄を運営に関与させない」と報告をしていたものの、結局東京福祉大学の総長へと復帰をした事で過去の発言と整合性が取れないとして調査に乗り出した事が明らかに。
いったい中島恒雄氏とはどのような人物なのか?経歴や家族構成、現在は何をしているかなど、調べていきましょう。
中島恒雄氏とは?経歴をご紹介
中島恒雄氏は1947年6月26日生まれの73歳。
学習院大学法学部法学科卒業後、東京・池袋に学校法人サンシャイン学園を設立し、理事長に就任。
学習院大学と言えば、富裕層が多い大学として有名ですが実家もお金持ちなのでしょうか。
その後フォーダム大学教育学大学院修士課程修了、教育学修士・政管理専門家学位を取得。
ハーバード大学教育学大学院客員研究員にもなっています。
2000年、学校法人東京福祉大学を設立、理事長に就任。2002年、名古屋医療福祉専門学校を開校(現・理学・作業名古屋専門学校)、名誉校長に就任しました。
2008年、女性教職員5人の体を触るなどとしたセクハラ事件により強制わいせつ罪等で逮捕され懲役2年の実刑判決を受け服役し、東京福祉大学総長を辞任。2008年1月22日、学内における行為を理由として強制わいせつ罪で警視庁及び池袋警察署に逮捕されました。
逮捕に至った詳細としては、大学総長室に女性教員(41)らを「土産物を渡す」などといって相次いで総長室などに呼び出し、約1時間にわたり無理やりキスをしたり、体を触ったりするなどの猥褻行為をした疑い。
他の女性職員数人からも被害の訴えが出ており、警視庁は余罪があると見ていたそう。
6件の強制わいせつ罪に対して東京地裁で懲役2年の実刑判決を受けて服役していました。
服役後の2010年7月、東京福祉大学事務総長に就任、3ヶ月後の9月に退任したがその間月給約500万円を受け取っていました。
また退任後も自身が勤務する学校に大学から1941万円のコンサルタント業務委託料が支払われていました。
こうしたことから学校法人に管理運営体制が整えられていないという理由で、東京福祉大学経営学部、大学院経営学研究科の設置が大学設置・学校法人審議会により不可と答申されました。
そして2020年11月20日、中島氏が東京福祉大学の総長として復職したことがわかりました。
復職に至った理由として学校側は、
『卓越した人格と学識を持つ中島氏の強いリーダーシップを求める声が学内で自然発生的にあがったため』
『余人をもって代えがたく、宝の持ち腐れになってしまう』
とし、「6件もの猥褻事件を起こした人物が”卓越した人格”?」といった批判の声が上がっています。
中島恒雄氏の家族構成は?
中島恒雄氏の出身大学は学習院大学法学部です。
学習院大学といえばお金持ちが多いことで有名な大学ですので、ご実家も裕福な家庭ではないかということが予想できます。
経歴として海外の大学への入学や留学の経験もあるようなので、裕福な家庭だったのではないでしょうか。
ただ実家に関する詳しい情報はない状況ですね。
また中島氏は結婚され息子もいるとの情報があります。
ただ、奥様や息子に関する情報はネット上には上がっておらず、詳しい情報を得ることはできませんでした。
もしかすると東京福祉大学の運営に携わっている可能性もありますが、現状何もわかりません。
ただ、過去に犯した逮捕歴を見ると奥様がいたとしても、離婚していることが想定できますね。
6件もの猥褻事件を起こし、また内容も酷いものですので離婚していてもおかしくありませんね。
中島恒雄氏は現在何をしている?
上記でも記した通り、現在は学校法人茶屋四郎次郎記念学園総長及び、東京福祉大学大学院学長として就任している中島恒雄氏。
中島氏からのメッセージとして下記が記されています。
『卓越した「教育力」「授業力」で学生の夢を実現させる
東京福祉大学の「教育力」「授業力」、その基本にあるものは学生の未来の幸せを願う、学生への深い思いやりです』
過去に犯した猥褻事件の内容を見ると、そのような方が総長・学長に就任している中での「教育力」と言われても説得力がありませんね、、、。
まとめ
過去に猥褻事件での実刑判決が下されたことのある、東京福祉大学の学長として復帰をした中島恒雄氏。
奥様や息子がいるという噂はあるものの家族構成などは具体的にはわかりませんでした。
学歴や経歴を見ると裕福な家庭で育ったのではないかと予想できますね。
また、東京福祉大学の学長に復職したことも、ネット上では批判の声が多く上がっているようです。
今後どのようにして東京福祉大学や中島恒雄氏自身の信頼を取り戻すのか、また今後も同じような過ちを犯さないかなども注目されることでしょう。
今後の動向を見ていきたいと思います。