2020年11月4日に開票が行われているアメリカ大統領選挙で、投票率100%超えという現象が起きているとされ,
「投票率100%超え」「投票率200%」などがツイッターで話題になりました。
投票率100%超え/投票率200%はなぜ起きているのか、郵便投票で不正があったのかどうか調査しました。
2020年アメリカ大統領選挙で何が起こっているのか、投票率100%超えや投票率200%はなぜ起きているのかを考察する内容ですので、本記事にある情報は”正しい”から掲載している訳ではないことをご了承ください。
アメリカ大統領選挙で投票率100%超え/200%は本当?
2020年11月4日に開票が行われたアメリカ大統領選挙で、投票率100%超え/投票率200%という現象が起きているとされています。
「#投票率100%超え」が日本のツイッターでトレンド入りしましたが、この情報は本当なのでしょうか?
ウィスコンシン州でバイデン票が突然1時間に12万票見つかって更に投票率が既に100%越えてるらしい…
— 野村 純 (@kagimurajun) November 4, 2020
アメリカ大統領選挙での投票率100%超え問題は不正選挙なのではないかと疑いの目を向けられています。
投票率200%の説明です
夜明け前、開票率が1%動きました。ウィスコンシン州の人口的に総人口が投票しても1%=5.8万票が限界です。しかし、この時だけは1%=12万票。しかもほぼ全てバイデン票です。
つまり、本来の総人口から見ても2倍に値する数字。
これによって、「投票率200%」が誕生したわけです pic.twitter.com/CQpQ8Dg3lu— やそ (@Yasogumo_hanage) November 4, 2020
3時半~4時半のあたりで、バイデン氏の票が著しく伸び、青色のグラフが垂直方向に伸びている部分が問題とされている部分です。
ウィスコンシンでは、約一時間の間に約20万票開票され、そのうち、なんとバイデン氏への投票が16万票ありました。これは統計的にはほぼ不可能な数字です。
どれくらい不可能かというと、どちらかに投票される確率を50%とすると、標準偏差は約223、このイベントの出現確率は269σです😎 https://t.co/DrdCnD5Zcm— カナヲ (@cryptrader2020) November 4, 2020
投票率100%超え/200%の解説
問題とされているのは、「1時間の間に開票率が1%動き、バイデン票が16万票入った」という部分です。
「1時間の間に開票率が1%動くこと」と「バイデン票が16万票入る」という部分が個別では発生しうることです。
ウィスコンシン州の登録された有権者数は3,684,726人(1日時点)なので、その1%というのは3万6千人です。
つまり開票率1%は3万6千票程度にならないとおかしい。
そのため、1時間の間に開票率が1%動き、バイデン票が16万票入ったのはありえないと言われているわけです。
16万票入って開票率が1%であるならば、全体の投票数(100%)は1600万票となり、これはウィスコンシン州の人口582.2万(2019年)の二倍以上です。
このことから投票率100%超えや投票率200%と言われることとなりました。
投票率100%超え/200%は起きていたのか
一方で、投票率100%超えはしていないというツイートもあります。
投票率100%超え問題をまとめると、
実際〜92%の投票率なので、超えてはいない。但し、短期間でMilwaukee等の区域で急上昇し、全国の67%平均と比べてかなり高いと報じられている。州兵は、不正対策ではなく、郵便投票を締め切りまでに間に合わせる為に導入。
— Aki Sugawara (@akisugawara) November 4, 2020
日本時間11月5日0時4分にトランプ大統領がツイッターでもこのようにツイートしました。
Last night I was leading, often solidly, in many key States, in almost all instances Democrat run & controlled. Then, one by one, they started to magically disappear as surprise ballot dumps were counted. VERY STRANGE, and the “pollsters” got it completely & historically wrong!
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) November 4, 2020
『Last night I was leading, often solidly, in many key States, in almost all instances Democrat run & controlled. Then, one by one, they started to magically disappear as surprise ballot dumps were counted. VERY STRANGE, and the “pollsters” got it completely & historically wrong!』
「昨夜われわれは民主党が多数を占める州で、堅実に票を重ねていった。その票は、ゴミ投票(郵便投票)が集計されると魔法のように消えてしまった。とても奇妙だ。世論調査は完全に、歴史的に間違っている!!」
アメリカ大統領選挙で投票率100%超え/200%の情報をまとめると…
様々な情報があり、何が真実かよくわからない状態になっています。
アメリカの大手報道機関も正式に情報を出していないものもあり、日本の報道はさらに遅れています。
ここまでで出ている情報を整理してみると、
・ウィスコンシン州で投票作業に州兵20人が動員された
→Foxnewsでも報道されているため事実だと思われる(foxnews)が、13,500票の不在者投票の転記作業のため動員されているのに、日本では「120,000票の不正投票が見つかって州兵が投入された」という誤情報が流れている。
・ウィスコンシン州で約一時間の間に約20万票開票され、そのうちバイデン氏への投票が16万票だった
→民主党の強いミルウォーキーの不在者投票がまとめてカウントされたことが影響しているとする報道あり。(milwaukee journal sentinel)
CUBE MEDIAの記事では『トランプ氏は不在者投票には不審な点があるとし、直接投票を呼びかけていたため、不在者投票のほとんどはバイデン氏への票となった。
またウィスコンシン州の他の州は、投票所で不在者投票の票を数えましたが、ミルウォーキー市と他の38の地域は、中央投票所で不在者投票を数えたので、不在者投票の票だけが3時半~4時半の間で一気に報告された。』とウィスコンシン州の開票で不正があった!という主張はデマだと結論付けている。
・ウィスコンシン州で投票率100%超えや投票率200%となった
→ウィスコンシン州では投票日に引っ越せば、その日に投票ができる「同日有権者投票」が認められているため。積極的な支持者が接戦となるウィスコンシン州に選挙直前に引っ越し投票を行った、と説明する情報があります。
この「同日有権者投票」は20の州で認められている正当な方法で「選挙前の引っ越し」はどの国でも同じようなことは行われていると書かれています。(CUBE MEDIA)
このように、ウィスコンシン州での不正投票疑惑はフェイクニュースだとして見れば説明が付くもののようです。
アメリカ大統領選挙2020の郵便投票で不正が疑われるのはなぜ?
アメリカ大統領選挙2020では郵便投票が行われており、ペンシルベニアなど一部の州は遅配を想定し、3日の消印があれば4日以降に到着した分も有効とするルールを定められています。
しかしトランプ大統領はかねてから「(郵便投票は)集計に時間がかかり、その間に不正が起こり得る」と主張していました。
2016年のときは、共和党支持者が多い場所にある郵便局の反トランプ局員が郵便投票を大量に投げ捨てていたという話もあります。
2020年10月7日にはニュージャージー州ハドソン郡で米国郵政公社(USPS)の配達員が、郵便物を廃棄したとして逮捕されています。
この配達員が破棄した投票用紙とキャンペーンチラシの配達先は、民主党支持者が多い地域だったためこの事件はトランプ支持者の配達員による犯行だったと思われます。
こういったこともあり、特にトランプ支持者の中ではすでに今回のアメリカ大統領選は不正選挙になるのではないかという疑いの目が向けられていたようです。
不正選挙の動画が?
アメリカ大統領選の不正疑惑については様々な情報があります。
不在者投票用紙を買収?
”アメリカ大統領選での不正の可能性はかなり高く、すでに証拠も上がっている”とTOCANAでは紹介されています。
Project VeritasというCIA右派の代表的組織が、少し前の下院選挙で不在者投票用紙を大量に買っていた民主党議員がいたことを突き止めています。イルハン・オマルというソマリア出身の極左議員で、彼女の運動員たちが、一票2万円ほどで不在者投票が入った封書を買っていたのです。運動員が買う様子を撮影した動画がありますし、運動員自身が車の中には山のように投票用紙があると自慢している動画も出回っています。
NEVER SEEN BEFORE: Cash-For-Ballot EXCHANGE caught on camera#CashForBallots pic.twitter.com/DCSLfjHeD6
— Project Veritas (@Project_Veritas) September 29, 2020
TOCANAというウェブサイトはオカルトや陰謀系のネタを主に扱っているため、信憑性に欠ける部分がありますが、実際にツイッターの動画をみてみると不在者投票用紙を買い取る姿と会話が映されています。
このツイートは21.6kコメントがつくなど話題になっているようで、一連の動画が真実であればアメリカ大統領選で不正が行われている重要な証拠になりえます。
機械的に製造されたバイデン票?
また2020年11月5日午前には郵便投票で機械的に製造されたバイデン票が発見されたという動画がツイッター上に投稿されました。
郵便投票で機械的に製造されたバイデン票が発見されたらしい。
投票用紙が郵送された時点でバイデンにチェックがしてあり、白紙投票すれば全部バイデンの票になる。
適当にサインするだけで、存在しない人間でもバイデンに投票できる状態。 pic.twitter.com/De2Es3A86i— 𝓧𝓮𝓷𝓸𝓷 (@Xenon1999) November 4, 2020
過去に死者が投票登録し訴訟に
2020年11月6日午前のYahooニュースには過去の選挙での不正について
今回バイデンが勝った激戦州のミシガン州デトロイトでは昨年12月、FOX2ニュースにより、1823年生まれの人を含む2503人のすでに亡くなった人々が投票登録し、訴訟問題になるなど不正行為が報じられるなど、以前から問題になっていた。
と書かれています。
また今回の大統領選挙についても、トランプ大統領のリーガルチームがネバダ州ラスベガスでの不正投票について開いた会見の動画を紹介し、会見の後半では、自分と同居人の投票用紙が他者に盗まれたと言う高齢の女性も証言者として現れました。
すでに亡くなった人によって(の名前を使って)投票されている。パンデミック中にほかのエリアに引っ越した1000人単位の人も(第三者により)投票されている。ある女性は、投票所に行ったらすでにほかの人物が彼女を装って投票したことが判明し、当の本人は投票できなかったという事例もある。
と紹介されています。
バイデン氏の有権者詐欺組織発言はデマか
バイデン氏が10月24日(土曜日)のビデオで「我々はすでに米国の政治史上で最も広範で包括的な有権者詐欺組織を結成したと思う」と発言したという動画も話題になりましたが、この動画に関しては誤情報であるという情報をいただきました。
(参考:The Washington Post)
このように大変白熱している2020年の大統領選挙では、様々な情報が交錯しています。
こちらの記事は投票率100%超え/200%という現象がなぜ起きたのか、それは本当なのか、を考察するために書いており、掲載されているツイッターなどの情報も必ずしも「正しい情報」と断定できるものではなく、考察するための情報であることをご了承ください。
まとめ
投票率100%超え/投票率200%はなぜ起きているのか、郵便投票で不正があったのかどうか調査しました。
選挙の不正がある可能性がまだ拭きれないですが、投票率100%超え/投票率200%の問題についてはフェイクである可能性がたかそうです。
5日のYahooニュースの記事でも
ウィスコンシン州選管は公式Twitterで「ウィスコンシン州は当日の有権者登録が可能です。いくつかの地域が非公式で報告している有権者数は正確ではありません」と指摘。「登録有権者よりも多くの票が投じられることはありません」とした。 保守系ニュースのFOXも「登録有権者数よりも多くの票が投じられたという人がいるが真実ではない。この州は360万人の有権者がいて、330万の投票があった。ウィスコンシンは当日の有権者登録も認めている」と説明している。
と保守系ニュースですら否定していると紹介されています。
まだまだ混乱が続きそうな今回の選挙、また追加の情報が入り次第更新させていただきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。