素手でノックを受けさせるよりもっと良い方法あり!藤嶺藤沢高監督書類送検

藤嶺(とうれい)藤沢高校の硬式野球部監督が部員に素手でノックを受けさせる練習をしていた結果、怪我をさせ傷害容疑で書類送検されました。

素手でノックを受ける以外にも効果的な守備練習方法がないか調べてみました。

その結果、見つけたある方法を1例としてご紹介したいと思います。



素手でノックを受けさせていたとして事件化した藤嶺藤沢高校野球部の練習

守備練習方法の1例を紹介する前に簡単に今回の藤嶺藤沢高校の傷害容疑事件について、振り返っておきたいと思います。

野球部員の1年生(16歳)である男子生徒が怪我を負った練習は、2020年の9月26日に行われたものでした。

監督によるノックバットでの打球を3球素手で受けさせ、左手に全治3週間の怪我を負わせました。

同監督は「指導の一環だった」と容疑を認めています。

また同高校は「不適切な指導だった」として監督を戒告処分し、日本学生野球協会は3ヶ月間の謹慎処分としました。

怪我をした野球部員の父親は「硬球を素手で捕球させる行為は練習の一環ではなく暴力だ。

高校野球の指導から暴力を根絶してほしい」と毎日新聞の取材に答えたそうです。

トレーニンググラブで守備練習をしていた元プロ野球選手・井端弘和氏のプロフィール

元中日・巨人で活躍された井端弘和氏が、高校時代から素手で球を捕る感覚を養うため行っていた守備練習があります。

井端弘和氏のプロフィールを振り返ってから、その練習内容についてご紹介したいと思います。

井端弘和氏と言えば、中日に15年間(1998年~2015年)、巨人に2年間(2014年~2015年)在籍した名選手です。

名前:井端弘和
(いばた・ひろかず)
生年月日:1975年5月12日
出身地:神奈川県
出身校:
堀越高校-亜細亜大学
1998年ドラフト5位で中日入団。
2014年に巨人へ移籍。
2015年現役引退。
2018年まで内野守備走塁コーチとなる。
通算成績:1896試合出場
打率.281 56本塁打 410打点 149盗塁
現在:
野球日本代表内野守備・走塁コーチと
侍ジャパン強化本部編成戦略担当を兼任
主な表彰・選出歴:
ベストナイン賞(5回)
ゴールデングラブ賞(7回)
WBC日本代表(2013年)
オールスターゲーム出場(8回)

井端弘和氏のミニグラブを使用した高校時代の守備練習

井端弘和氏が在籍していた堀越高校では、内野手全員が普通の公式グラブよりも小さなミニグラブ(トレーニング・グラブと呼んでいた)でノックを受けていたそうです。

手のサイズに近いグラブで捕球していたため、素手で捕る感覚を養うのが目的です。

井端弘和氏は大学野球やプロ野球時代まで守備練習時に使用する場合があったそうです。

ボールをしっかりと手(グラブ)の芯で捕ることにつながるそうです。

通常のグラブサイズだと足の動きを一歩や半歩ほど怠ってもグラブに収まります。

しかし、ミニグラブだと一歩や半歩先へのフットワークを怠るとグラブに収まらなくなります

つまりトレーニング・グラブの使用で、ハンドワークフットワークの両方を手に入れる練習となるそうです。

結果、試合での極限の中でグラブの指先に何とか引っ掛けてアウトにするというプレーにも繋がっていくことになります。

高校の3年間ノックの際は、ほとんどトレーニング・グラブでノックを受けていたそうです。

そして「この小さいグラブで捕れるんだから、普通のサイズのグラブでは100パーセント、捕れるな」という思いにまで至ったそうです。
(参考:週刊ベースボールONLINE https://sp.baseball.findfriends.jp/)

素手でノックを受けさせていた藤嶺藤沢高校野球部監督についての感想

高校野球部監督の傷害容疑での書類送検事件については残念な出来事としか言えません。

藤嶺藤沢高校に限らず、素手でノックを受ける練習の効果については昔からその効果の是非や、やり方について議論がありました。

硬球ではなくもう少し柔らかいボールを使った練習や、ノックのボールを弱いゴロ球として捕るなどですね。

しかし、素手でノックを受ける守備練習で野球部員が怪我をしては元も子もないですよね。

井端弘和氏の出身高校である堀越高校は、甲子園野球大会に春夏合わせて10回も出場したことのある名門高校です。

トレーニング・グラブと称するミニグラブを使用して練習している高校がある一方で、素手でノックを受けさせる高校がある。

野球の名門校との比較とは言え、このギャップに今回の記事を作成する際に大変驚きました。

野球技術、練習方法や選手の体調管理などは、科学的根拠に則って近代化し昔より向上している時代です。

また野球の練習方法についてもネットで情報をいろいろと調べられる時代になっています。

そのような現況下で今回の事件が起ったことが本当に残念でなりません。

藤嶺藤沢高校での練習方法が改善することを願ってやみません。

以上、最後までお読み下さり有難うございました。